
【西洋タンポポ】
近年家の周りや道端で見かけるタンポポは全てと言って良いほど、
写真上の西洋タンポポです。
元々明治初期に食用としてヨーロッパより輸入されたそうです。
洋名は「ダンデライオン dandelion」
葉にはビタミンや鉄分などを多くふくみ、薬効が高く、古くから強壮薬としてサラダ等にして食べられてきました。
また、葉は利尿効果もあるとされています。
根にも、脂肪酸や糖質、ビタミンB1が含まれていて、
秋の根を堀出し乾燥して、コーヒーの代用に利用されることもあります。
ほろ苦い薬草コーヒになるそうです。
試してみる価値がありそうです。
葉っぱのサラダは以前食べたことがありますが、
摘んだ葉っぱをよく洗ってドレッシングをかけるだけでほろ苦さを楽しめました。
ここまでは何か良いことだけみたいですが、
西洋タンポポは、繁殖力が旺盛で日本の在来種をどんどん駆逐しています。
このあたりでは在来種として「関東タンポポ」がありますが、
今では極わずかしか見つけることができません。
そしてその周りにも西洋タンポポが押し寄せています。
上の写真をクリックして拡大表示するとよく分かりますが、
「西洋タンポポ」は花の基部に「総苞片」といわれる、ひらひらしたものが、
下方にめくれるように付いていますが、
「関東タンポポ(日本のタンポポ)」は、めくれないで花を包み込むように付いています。
今度見つけたら写真を載せることにします。
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